兄に勧められた「symptonm to diagnosis 考える技術」の第一章まとめ
診断のプロセス
1.鑑別診断を挙げる
a.可能性のある原因のリストを挙げる
(解剖学的な方法/臓器別・系統的な/病態生理学的な/記憶術)
b.リストに優先順位をつける
(可能性(検査前確率)重視/予後重視/治療重視)
2.検査前確率を調べる
(診断スコア/特定の症状が見られる頻度/全体的な臨床的印象(低中高))
3.検査後確率が治療閾値を上回るか、検査閾値を下回る検査をする。
(第1仮説には疾患を確定するような特異度と陽性尤度比が高い検査をする/代替仮説(除外すべき仮説)には疾患を除外するような感度が高く陰性尤度比が高い検査をする)
(感度が高く検査が陰性ならば、偽陰性が少ないので除外診断に有効/特異度が高く検査が陽性 ならば、偽陽性が少ないので確定診断に有効/陽性尤度比が高ければ、偽陽性よりも真陽性がの可能性が高くなり検査後確率が治療閾値を超える/陰性尤度比が 小さければ、偽陰性よりも真陰性 の可能性が高くなり検査後確率が検査閾値を下回る)
*検査前確率と尤度比から検査後確率を計算する。
検査前オッズ=検査前確率/1-検査前確率
検査後オッズ=検査前確率×尤度比
検査後確率=検査後オッズ/1+検査後オッズ
感 想:検査閾値、治療閾値という概念から検査の意味という物がなんとなくわかった。考えるとすぐ頭の中が混乱してしまうのでまだちゃんと理解できていない。 何回か読み直さなくてはいけない。普通の人はクリアカットに理解できているのだろうか?勉強をする度に自分の才能のなさに自信をなくす。
2008年3月19日水曜日
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